バルコニーの大掃除のポイント
冷え込む前に、一年の汚れをすっきりと
まだ秋だから、と油断しているとあっという間に年末!お歳暮を手配したり、年賀状のリストをつくったり、帰省の予定を決めたり……年末年始の準備が本格化して慌ただしくなる前におすすめしたいのが、大掃除の“先取り”です。とくにバルコニーは、気候の良いこの時期にしておくのがオススメ。冷え込みが強くなると汚れも落ちにくくなるので早め対策がベターです。
バルコニーの大掃除に最適なのは、晴れた日ではなく、曇りか小雨の日。晴れた日は、作業によって砂やホコリが舞い散りやすくなるので避けましょう。同じ理由で風の強い日も注意が必要です。特にマンションの場合は、ご近所への配慮として音や水の侵入にも気をつけましょう。
《用意するもの》
鳥のフン掃除用
- ビニール手袋
- マスク
- ペットボトル
- いらない布orキッチンペーパー
- 消毒用エタノールなど消毒グッズ
床掃除用
- 新聞紙
- バケツ
- ほうき
- ブラシ
- 重曹or台所用中性洗剤
《下準備》
- 新聞紙を濡らしてちぎり、床面にまんべんなく撒いておく
鳥のフンは、お湯を使って取り除く
鳩やカラスのフンが、いつの間にか手すりや床についていることがありませんか。気付いたときにはすでに乾いていて石のように固く、お手入れがより億劫に……。でもそのまま放置しておくと、フンの中に含まれる酸がバルコニーの手すりやサッシの素材を傷めてしまうこともあり、なるべく早く取り除くのがおすすめです。鳥のフンの除去作業をするときに注意したいのが、菌や寄生虫への対策。フンに含まれる様々な菌・寄生虫は感染症の原因になることもあるため、ビニール手袋やマスクを着用して行うと安心です。
まずはきれいにしたい箇所にペットボトルで40〜60度のお湯をかけ、いらない布やキッチンペーパーで覆います。手すりの場合は、直接お湯をかけると階下への迷惑になるので、火傷に気をつけながらお湯に浸した布やキッチンペーパーを湿布のように貼り付けると良いでしょう。10分もすればふやけて除去しやすい状態に。覆っていた布やキッチンペーパーで拭き取ります。一度で取れない場合は数回繰り返せばきれいな状態に。最後に消毒用エタノールなどで消毒して完了です。
鳩などを寄せ付けないために、ミント類など鳩が嫌う香りを発する植物を置いておくのも効果があるとか。試してみる価値はありそうですね。
濡れた新聞紙で、カンタンお手入れ
バルコニーの汚れの原因は、主に外から飛んでくる砂・枯れ葉、排気ガスや、洗濯物や布団を干すことで発生する繊維・ホコリ・髪の毛などです。今年は台風も多かったので、バルコニーはいつもより汚れているかもしれませんね。
まず手すりは、固く絞った布で拭きます。洗剤や重曹水を使うと汚れが落ちやすいのですが、手すりの素材によっては腐食の原因にもなるため水拭きが無難です。床は、下準備で撒いておいた濡れた新聞紙を掃き取るだけでほぼ終了。砂やホコリなどの汚れを新聞紙が吸着してくれるので、汚れが舞い散りにくくなります。最後にほうきでキレイに履いて、水を流せばOKです。汚れの気になる部分は、重曹水(*)か台所用中性洗剤をかけ、ブラシで泡立てながら汚れを落とします。最後は泡が残らないようにしっかりと水で流しましょう。
水で流す際は、排水溝が詰まっていないことを確認してから、が鉄則です。水が溢れてお隣のバルコニーや階下に水が流れ出る可能性があるためです。
(*)重曹水の作り方
水または42度前後のお湯100mlに重曹小さじ1を入れ、よく混ぜたら完成!
お手入れのしやすいバルコニータイルで、より作業をラクに。
中古マンションのバルコニーなど、傷みや劣化が進んでいる場合は、バルコニータイルを敷くのが効果的。セキスイのクレガーレは、汚れのつきにくい磁器質タイルでできているので、汚れがついてもペットボトルなどで水をかけるだけで表面の汚れが浮き上がり、砂ほこりなどもカンタンに落とすことができます。デッキブラシで軽くこすれば、元どおりのキレイな状態に。目地の隙間に入ったゴミは、掃除機で吸い取ればOKです。
また、RIENAシリーズならバルコニーのどの部分からも軽い力で取り外せるので、タイルの裏側やバルコニーの下地のお掃除も手軽に行なえます。普段のお手入れを、「気付いたときにサッとできる」状態にしておくことで、大掃除そのものを不要にする、というのも賢い方法かもしれませんね。
お手入れが簡単なバルコニータイルがあると、いつでもきれいで快適なバルコニー空間を長く維持できます。お手入れしやすいバルコニーづくりの方法を知りたい方、バルコニーの傷み・劣化でお悩みの方は、下記の「with Balconyお問い合わせフォーム」からお気軽にご連絡くださいね。