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夏のベランダ・バルコニー、日除けあれこれ

近年、夏の暑さは年々厳しさを増し、最高気温35℃以上の「猛暑日」が続くだけでなく、40℃近い気温を記録する日も珍しくありません。気候が穏やかな時期であれば、ベランダやバルコニーでのんびり過ごしてリフレッシュできますが、うだるような真夏の太陽のもとではそうもいきませんね。特にバルコニータイルを敷いていると、直射日光でタイル表面が熱くなることがあります。夏場は必ずサンダルなどを履いて、ベランダやバルコニーに出るようにしましょう。

また、履き物だけでなく、猛暑が続く夏場のベランダ・バルコニーを快適にするアイテムが「日除け」です。設置することで、ベランダ・バルコニーに日陰をつくることができ、夏でも過ごしやすい空間に変えられます。そこで今回は、ベランダ・バルコニーに取り付けたい日除けの種類や設置するメリットをご紹介しましょう。

リゾートのような空間を演出する「ガーデンパラソル」

ひとつ目は、ベランダやバルコニーをおしゃれに演出する「ガーデンパラソル」。日除けはもちろん、リゾート感あふれる空間づくりにぴったりなアウトドアアイテムです。

ガーデンパラソルを選ぶ際は、まず自宅のベランダやバルコニーに設置できるサイズを把握しておきましょう。サイズは直径約2~3mのものが主流です。もしベランダ・バルコニーに置いて窮屈に感じる場合は、小さい半円サイズのガーデンパラソルがおすすめです。
また、時間によって太陽の向きは変わるので、長時間過ごしたいのであれば、パラソルの角度を調整できる機能がついていると便利です。

植物が好きな方なら「グリーンカーテン」

緑に囲まれた自然あふれる空間が好きという方は、植物を使った「グリーンカーテン」の日除けはいかがでしょう?涼し気な見た目と葉の隙間から落ちる木漏れ日に心が癒されます。育てる種類によっては実を収穫できるなど、日除け以外のメリットもあります。

グリーンカーテンの植物を選ぶときは、夏に成長し、気温が下がると葉が落ちる「つる性一年草」が向いています。これは、夏は植物が日差しを遮り、冬は落葉するため暖かな日差しを室内に採り込むことができる種類です。
また、グリーンカーテンは完成まで時間がかかるため、出来るだけ早くつくるなら、成長が早いと言われる“西洋朝顔”や“ゴーヤ”などがおすすめです。

デザインや機能性も豊富な「サンシェード」

豊富なバリエーションでベランダやバルコニーに合うデザインを選べる「サンシェード」も人気です。紫外線に強いものから汚れにくいものまで、機能性に注目すると、暮らしをより快適にするサンシェードが見つかります。

サンシェードは、取り付けに工事が必要なため、マンションだと設置が難しいことがあります。しかし最近は、マグネットや両面テープ式など工事なしでフックを設置できる商品もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
暑さをしっかりと防ぐためには、購入する際に「断熱効果〇%」「UVカット〇%」といった表示を確認しておくと安心です。毎日ベランダやバルコニーに洗濯物を干す方は、防水性や撥水性の高い生地を選ぶと、急な雨から一時的に洗濯物を守ってくれるので便利です。

ただし、サンシェードやパラソルを開きっぱなしにしておくと、強風であおられる危険性もあります。使わないときはロープでしっかりと固定するなど、きちんと片付けておくことが大切です。

また、マンションによっては、日除けやパラソルの使用を禁止しているところもあります。お住まいのマンションの管理規約を確認してから使用するようにしましょう。

節電にもつながる「室外機」への日除け

日除けは、ベランダやバルコニーを過ごしやすい空間にするだけでなく、実はエアコンの「室外機」にとってもうれしい存在です。冷房運転中の室外機は、室内の熱を屋外へ逃がす働きをしています。しかし、直射日光を浴び続けると室外機の周辺が熱くなり、熱がうまく逃げていかない場合があります。熱が逃げていない状態でエアコンを使用していると冷房運転に余計なエネルギーが必要になり、室外機への負担が増えるだけでなく、電気代がかさむ原因になることも。

日除けを取り付けて室外機に日陰をつくると、室外機の温度上昇を抑えられるため、冷房効率がアップし、節電にもつながります。また、直射日光による負担が減ることで故障のリスクも抑えられ、長く使い続けやすくなる効果も期待できます。

日除けを設置する3つのメリット

メリット1.目隠し効果が期待できる

メリット1.目隠し効果が期待できる

自宅の近くにマンションや高いビルなどが建っている場合、ベランダやバルコニーでくつろぎたいけど、周囲からの視線が気になる、ということもありますよね。そんなとき、日除けが外からの目隠しとして活躍します。ベランダ・バルコニー空間でくつろぐときはもちろん、見せたくない洗濯物を隠したり、室内も見えにくくしたりできるので、プライバシーを守ることができます。

メリット2.室内の温度を下げて熱中症予防に

室内の温度を下げて熱中症予防に

毎年、厳しい暑さで発症する人も多い熱中症。一見、屋外での発生が多そうに感じますが、実は「自宅」での発生が38.1%と最も多いのはご存知でしょうか?*
自宅での熱中症を予防するためにも、日除けを設置することはメリットのひとつです。窓を通して侵入する日差しを遮るため、室内の温度上昇を抑えてくれます。

*総務省消防庁「令和7年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」より

メリット3.住まいへのダメージを抑制

メリット3.住まいへのダメージを抑制

日差しに含まれる紫外線は、窓の近くに置かれている家具やフローリングなど住まいにも影響を与えます。木製品やレザー製のインテリア、自然素材の雑貨などに直射日光が当たると、製品の褪色が進みます。またフローリングも、紫外線による乾燥から浮きや剥がれの原因になることがあります。
ベランダやバルコニーから入る陽射しを遮ることで、大切な住まいやお気に入りの家具を長持ちさせる効果も期待できます。

(公開:2021年8月6日/更新:2026年7月29日)

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