Enjoy with Balcony

憧れバルコニーをたのしむ

月を愛で、心を癒す和モダンバルコニー

和室の代わりに、バルコニーを和風デザインに。

中秋の名月に代表されるように、空気の澄んだ月夜を楽しむのは日本や中国で古くから続いてきた文化。でもこの「月を愛でる心」、実は東アジア特有のものなのだそう。西洋で月と言えば、多くの人が連想するのは狼男やドラキュラ。少し怪しく、危険なイメージです。(ただ、その神秘性に魅せられているという点では、世界共通のようですね。)
まん丸と輝く秋の名月には、やっぱり和風テイストが似合う。今日は、心が静かに癒される和モダンスタイリングのアイデアをご紹介します。

モノトーンのタイルでシックにまとめる

バルコニー全体の印象を左右する床材には、テラコッタ調のナチュラルカラーよりも、シックなモノトーンを選んだ方が和モダン調に仕上がります。

白か黒の1色でまとめてもよいですが、おすすめは2色を組み合わせた敷き方。写真のように、全体を黒で引き締めた中にアクセントで白いタイルを入れたり、部分的に市松模様を作ったりすると、より一層雰囲気が増します。
クレガーレのラインナップの中では、高級和紙をイメージした櫛目調デザインの「リンクトーン」や、タイルの目地が細かい100角の「モノタイル」がおすすめです。

モノトーンのタイルでシックにまとめる

玉石やコケで庭園風に

床と壁とのすき間や、タイルを1枚だけはがしたところに玉石を敷き詰めれば、一気に枯山水を思わせる趣を演出できます。

玉石やコケで庭園風に

玉石の代わりに苔を敷くのも素敵。天然の苔は少しハードルが高いなと感じたら、人工苔でできた苔マットなどを活用するのも手です。エクステリアショップや園芸店では様々な種類の苔マットを扱っているので、ぜひ探してみてください。
棕櫚竹やミリオンバンブーなど背の高い竹のプランターを並べると、簡単なパーティション代わりにもなります。

香を焚き染め、月夜に浸る

月見にぴったりの和風バルコニーが完成したら、雰囲気づくりに「香り」のひと工夫も。ここはぜひ、お香や線香を焚き染めて。香炉からかすかに流れる煙が空間に漂い、なんとも風情あるバルコニーに。定番の白檀や沈香のほかに、秋らしい金木犀のお香などを焚いても素敵です。アロマオイルを使う場合も、ヒノキやヒバ、月桃など、日本ならではの香りをチョイスして、和の空気感に浸りながら月夜をお楽しみください。

香を焚き染め、月夜に浸る

和室のないマンションでも、一部分だけ和テイストを取り入れるならバルコニーがぴったり。洋風・和風どちらにも似合うタイルや、モダンな家具を上手に使えば、“ザ・和風”になり過ぎないちょうどいい和モダンテイストにすることもできます。室内のインテリアとの相性も見ながら、自分がいちばん寛げる和モダンバルコニーを完成させてください。