Enjoy with Balcony

憧れバルコニーをたのしむ

春先取り!バルコニーで野菜づくり

まだ寒い時期だからこそ、のバルコニー活用法

暦の上ではとっくに春ですが、日中の温度もさほど上がらずガーデニングを楽しむにはまだちょっと早いこの時期、実はバルコニーでできる「野菜づくり」があるんです。それは、“干し野菜”。空気が乾燥しているこの時期は、干し野菜づくりにぴったりの季節なのです。

干し野菜の魅力は、野菜の旨味や栄養素をぎゅっと凝縮してくれること。例えば大根ならビタミン類やカルシウムが、しいたけはビタミンDが増えると言われています。また、水分が一度抜けることで味が染み込みやすくなり、調理時間を短縮できることも大きな魅力です。さらに生野菜よりも長期保存が可能。野菜が安いときに買っておき、干し野菜にして保存すると経済的ですね。

干し野菜のつくり方は?

必要なもの

干し野菜のつくり方 必要なもの

野菜を干すための網やザルは、100円ショップなどでも手軽に買い求めることができます。紐が付いている網タイプは、物干し竿にひっかけるだけ。ザルの場合はガーデニング用のテーブルや椅子に置くと良いでしょう。

まずはお好みの野菜を、皮をむかずにカット。水分が抜けやすいように千切りや薄切りなど表面積を大きく切るのがオススメです。水分が抜けると縮むので、少し大きめに切っておくと使い勝手がよくなります。カットした野菜の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取り、下準備は完了!

カットした野菜を網やカゴに入れてバルコニーへ。干す場所は日当たりと風通しのよい場所が最適です。干す時間帯はよく晴れた日の10〜15時ごろ。夕方や夜は室内に取り込むようにしましょう。半干しなら数時間、しっかり乾燥させるなら1〜2日干せばOK。出来上がった干し野菜や保存や密封容器や袋に入れて、冷凍庫で保存します。

干し野菜に向いている野菜は?

干し野菜

人参、大根、ごぼう、れんこんなどの根菜類、しいたけ、しめじ、マッシュルームなどのきのこ類をはじめ、かぼちゃ、ピーマン、パプリカ、ナス、オクラなども干し野菜に向いていると言われています。

一方、干し野菜に向いていない野菜は、レタス、もやし、キュウリなど足が速く水分の多い野菜。トマトも水分が多く一見干し野菜にするのは難しそうですが、種を取り除けばうまく水分を飛ばすことができ、濃厚な味わいのドライトマトとして楽しめます。

またりんご、柿、レモンなどもドライフルーツとして楽しむことができます。スライサーなどで薄切りにして干すようにします。

干し野菜の活用法

オススメはスープ、味噌汁、鍋など汁物の具材として使うこと。干し野菜から旨味たっぷりのダシが染み出し、深みある味わいを楽しむことができます。オイル漬けにしたり軽く炙ったりして前菜やおつまみとして楽しむのもGOOD。またオムレツの具材として使うのも良いですね。ドライフルーツはヨーグルトやグラノーラのトッピングにすると栄養価もアップするため、ぜひ毎日の朝食に取り入れたい習慣です。

オイル漬け

野菜は干すことで食感や味わいが変化します。とくにピーマンは干すことで香り成分も水分とともに抜け、苦味を感じにくくなると言われています。野菜が苦手なお子様が野菜に興味を持つきっかけとしても、親子で「バルコニーを使った野菜づくり」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

◆バルコニーづくりのコツがわかる実例カタログを無料で進呈中!詳しくはこちらから