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憧れバルコニーをたのしむ

マンションで楽しむヌックのある暮らし

自宅ワークなど家で過ごすことが多くなった昨今、リビングの使い方も多様になっています。くつろぎや家族団らんはもちろん、仕事や勉強、ヨガやストレッチ、ゲームや動画視聴など、家族がリビングを使って思い思いの時間を過ごす様子がよく見られます。

人が集まるにぎわいのあるリビングは楽しいものですが、ときにはこぢんまりとした自分だけの空間で一人の時間を過ごしたい、というときもありますよね。

 

 

そんな思いを反映してか、近ごろ注目を集めているのが「ヌック」です。ヌックとは、家の中にある“ちょっとこもれる空間”のこと。

個室のようにドアで仕切らず、住まいのちょっとした小さなスペースで本を読んだりお茶を飲んだりして過ごす。自分の時間を大切にしながら家族ともゆるやかにつながりたい方にとって、ヌックはとても魅力的なスペースです。

 

ヌックは出窓や階段下のデッドスペースや、柱と柱のすき間などにつくられることが多いため、戸建住宅のイメージが強いかもしれません。しかしマンションであっても、ちょっとした工夫でヌックのある暮らしを楽しむことができます。

今回は、マンションで居心地の良いヌックをつくるためのアイデアをご紹介します。 

リビング・ダイニングの一角に景色を楽しめる空間を

リビング・ダイニングの一角を利用して、ヌックを設えてみましょう。たとえば小さな出窓の下や、に腰掛けられるベンチ収納を置きます。ぴったり納まる厚めのマットレスや背もたれになるクッションなどを置くことで、ヌック風の「おこもり感」を演出でき、くつろぎの空間に仕上がります。

 

ヌック風のスペースをつくるときは、別空間として認識させるためにメリハリをつけることがポイント。リビング・ダイニングとは違ったテイストの壁紙を貼るなど、室内のつながりを持たせつつも、はっきりと違いを付けるとおしゃれな空間ができあがります。

また、居心地の良いスペースにするためには、景色づくりもポイントのひとつ。バルコニーにグリーンを並べたり、かわいい小物を置いたり、室内から眺めて癒される景色にしましょう。

さらに窓際の一角にヌック風スペースを設えると、外から差し込む暖かな光を浴びながら、心地良く過ごすことができるのでおすすめ。季節を感じながら読書をしたり、日向ぼっこをしたり、贅沢な時間を過ごせます。

 

子どももくつろげるヌックづくりのアイデア

海外では、子どもが小さい頃から読書に親しむ習慣づくりをするために、自宅にヌックと本棚を合わせた「リーディングヌック」と呼ばれる読書用のスペースをつくることがあります。

カーテンの裏側や押し入れなど、子どもは小さな秘密基地のようなスペースが大好き。小さなお子さまがいるご家庭であれば、窓際などちょっとしたスペースを使ってリーディングヌックをつくってみるのはいかがでしょう。

被写体と床のギャップで仕上がりがなんだかイマイチ…

窓際やリビングに本棚や腰掛けるようなスペースの余裕がないときは、押し入れやクローゼットを一角を使ってみるのもひとつの手。

寝転がれるようなクッションを置いたり、土台のしっかりした収納棚や本を置いておくだけで、子どもなりのリラックス空間を作り上げていくかもしれません。

 

子ども用のテントにおもちゃや絵本などを山のように持ち込んで、秘密基地のように過ごしている様子もよく見かけます。子どもらしくて微笑ましいですが、お部屋を広く占拠されると大人がリラックスできないでちょっと気になることもありますよね。そんなときはテントでの過ごしやすさをより快適にして、バルコニーを活用してみるのもおすすめです。

テントの中にキャンプ用のラグを合わせると座り心地が良くなり、外でも過ごしやすくなります。厚みがあるタイプのラグなら、外の自然を感じながらゴロゴロ寝転がって本格的なキャンプ気分も味わえます。

バルコニータイルでさらに過ごしやすさをアップ!

バルコニーを使ってヌック風のおこもりスペースをつくるなら、バルコニータイルは欠かせません。汚れたままのコンクリートや化粧シートの床ではなく、その上にタイルを敷くことで、室内との段差も少なくなり、スムーズにバルコニー空間に出やすくなります。

 

 

また足元にきれいなタイルがあることでバルコニーが「過ごすための空間」に変わり、子どもはもちろん大人もリラックスしてくつろげるスペースをつくることができます。室内でヌックをつくるスペースが見つからないときは、バルコニーでこぢんまりとしたヌック的なスペースをつくるのはおすすめです。

 

リビングやバルコニーにヌックのような居場所があると、過ごし方のバリエーションが増えて、暮らしの満足度はさらに高まります。マンション暮らしの皆さんも一度住まいの中を見渡してみて、ちょっとしたスペースがつくれないか探してみてください。工夫次第で大人でも、子どもにとっての秘密基地のような楽しい空間がきっと実現できます。

 

 

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