Enjoy with Balcony

憧れバルコニーをたのしむ

わが家に「サイエンスラボ」を。

半屋外のバルコニーだからこそできる、
身近な「サイエンス」体験を

問題解決力、発想力、観察力など、多様なスキルを身につけられることから子どもの習い事として注目されつつあるサイエンス教室。特別な実験道具がなくてもバルコニーを上手に活用することで、わが家に「サイエンスラボ」をつくることが可能です。なぜなら、家の外にはサイエンスの種がいっぱい!半屋外という空間の特徴を活かして、親子で楽しめる初心者向けの科学実験をいくつかご紹介しましょう。

 

「お月さま、今夜はどこにいる?」

一つ目のおすすめ実験は、「月の定時定点観測」。毎晩、決まった時間・場所から月の位置と形を観測し続けることで、夜空の変化を知ることができます。

《用意するもの》
画用紙
筆記用具

事前に画用紙に直径5cmほどの円を並べて書いておきましょう。この円の中に観測した月の位置・形を簡単に記録していくのです。期間は1週間から2週間がベスト。できれば新月からスタートすると変化がわかりやすくてよいでしょう。月は毎日場所が変わるため見えないケースもありますが、くれぐれもバルコニーから身を乗り出して探したりしないようご注意を。お子様が観察している間、お父さん・お母さんは目を離さないようにしてくださいね。

新月のタイミングはこちらから調べられます。
月例カレンダー

「アリの巣、横から見てみよう!」

もう一つおすすめなのが、「アリの巣観察」。子どもの頃に飼育ケースにアリを入れて観察した経験をお持ちの方も多いのでは?とはいえ室内で飼うのは、万が一のアリの逃走など心配ですよね。そんなとき、バルコニーのサイエンスラボが大活躍!室内とひと続きのバルコニーだと目が届きやすく、お世話や観察がしやすいというメリットがあります。

《用意するもの》
アリの巣観察キット
アリ

最近は飼育・観察のしやすさに配慮された「アリの巣観察キット」も充実していて、色付きの砂やゲルなど、好みに合わせて選ぶことができます。アリの“捕獲”も、直接触らずに済むツールが同梱されており、虫が苦手なお父さん・お母さんでも安心です。

注意点は、違う巣のアリを同じ観察キットに入れないこと。喧嘩をしてしまい巣づくりが進まなくなるようです。また高温と乾燥に弱いため、適度に日陰をつくり霧吹きなどで時折水分を補給してあげましょう。観察のポイントは、活動している時間帯、巣のつくり方、好きな食べ物など。気づいた点をノートにまとめるのもいいですね。1週間ほど観察したら、アリたちを元いた場所に戻してあげるのをお忘れなく。

バルコニーだからこそできるサイエンス体験はその他にもいろいろあります。室内とは少し違う半屋外空間を活用して親子で体験しながら学ぶことで、きっと新しい気づきがあるはず。自由な発想で、バルコニーでサイエンスを楽しむ時間を親子で楽しんでみませんか。