withコロナ時代のバルコニーを使った住まい方
新型コロナウイルス感染予防のための外出自粛やリモートワークの推奨で、大幅に増加した在宅時間。最近は、自宅での過ごし方の変化にも慣れてきたという方も多いのではないでしょうか。しかし、自宅で過ごす時間が多くなると、ときには外の新鮮な空気をたっぷりと味わいたくなるものですね。
そんな気分転換にバルコニーは、うってつけの場所。わざわざ遠出をしなくても、身近に自然の心地よさを取り入れることができ、心と身体をリフレッシュすることができます。すでに在宅期間中にベランピングやガーデニングなど、バルコニーを使ったおうちレジャーを始めたという方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
コロナ禍の住まい選びに
バルコニーへの注目度がアップ
実際に在宅時間が増えたことで、住まい方に変化を求める方も多いようです。従来のようにリビングを重視したバランスの良い間取りよりも、リビングや収納を多少削ってワークスペースを設けたり、都心型のマンションよりも広いバルコニーのある郊外型のマンションを求める方も数多く見られます。
実際にセキスイの「with balcony」でも、緊急事態宣言が出された2020年4月以降は、3月までと比べて資料請求やお問い合わせの件数が約3倍に増加しています。
このことからも、コロナ禍によって自宅での時間をもっと充実させたい、そのための方法としてバルコニーを有効に活用したいというニーズが見て取れます。
ストレスのないリモートワークのために
バルコニーを有効活用しよう
コロナ禍によって定着しつつあるリモートワーク。通勤時間が減るといったメリットがありますが、リモートワークに馴染めない方の中には、「オンとオフの切り替えが難しい」「なかなか仕事に集中できない」といったお悩みを持っている方も多くいらっしゃいます。
特にマンションにお住まいで、これまで書斎などのスペースがない間取りの場合、こうしたお悩みを解決するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
広さや間取りが決まっているマンションでは、部分的なリフォームで書斎などを作るのは簡単ではありません。そのため、部屋の広さに不足を感じても、収納家具でモノを整理する、家具のレイアウト変更でスペースを確保するといった様々な工夫が必要になります。 何とか場所を確保できても、オフィスのように書類を広げたり、明るく快適な場所で長時間集中して作業したりすることはなかなか難しいもの。そこでこうしたお悩みをバルコニーを使って解決してみましょう。
たとえば、広さのあるバルコニーやルーフバルコニーがあれば、その一角にテーブルやチェアを置いて、簡易的なワークスペースをつくることができます。天気が良く風がない日であればちょっとした作業や気分転換に有効です。
しかしバルコニーでなく居室にワークスペースを確保したい、でも居室に空きスペースがない、という場合はどうでしょう。その場合は発想を変えて、いま室内にあるモノをバルコニーに移動することで室内にスペースを確保できないかを考えてみましょう。
キャンプやスキー・スノーボードなどのアウトドア用品、工具類、お掃除用品、買い置きのペットボトルや備蓄品など、意外にかさばるものが室内にはあるはず。これらをベランダストッカーと呼ばれる収納ボックスなどを利用してバルコニーに移動すれば、室内空間を有効に活用できます。
ただし、バルコニーは共有部のため、避難通路を塞ぐような大型の物置などは設置できません。壁に寄せて緊急避難の妨げにならないコンパクトなものや、大規模修繕のときでもすぐに移動できるボックスなど、元の状態に戻しやすいものを選びましょう(※)。
※バルコニーに収納などを置く場合は、お住まいのマンションの管理規約を確認し、管理組合等にご相談のうえ、ルールに従って行ってください。
明るく快適な居室にするためには
バルコニータイルによる演出も効果的
仕事だけでなく自宅にこもっていると、窮屈さを感じて、気持ちが塞ぐこともあるかもしれません。そんなときは、カーテンを開けたときにぱっと気持ちが明るくなるようなバルコニーに変えてみるのはいかがでしょう。
リビングから見えるバルコニーに白いアイテムを置いて、明るい印象にするのもひとつの手。リビングが直接明るくなるわけではありませんが、視覚に明るい色味が入ってくることで、感じる印象は大きく変わります。
たとえばDIYで白いルーバーを使ったラティスを置いてみるのはどうでしょう。DIY用のショップで購入できる目隠し用のルーバーをバルコニーの壁面全体に設置。白の面積を広く作れるため、全体が明るい印象に変わります。プランターなどの小物にも白を多く使うことで、より明るさがアップします。
さらにバルコニーの足もとを白やアイボリーの明るい色のタイルにしてみるのもおすすめです。バルコニーが居室感覚になるだけでなく、太陽光が反射して、室内に明るい光を呼び込んでくれるので、お部屋の明るさまで変えてくれます。
実際にバルコニーを居室やワークスペースのように使わなくても、陽射しを室内に取り込んだり、バルコニーに出て大きく深呼吸するだけでも、おうち時間の気分転換やリフレッシュに有効です。
外を楽しむためのベランピングや家庭菜園、在宅勤務のスペースづくりなど、ますますバルコニーの可能性が広がるwithコロナ時代。まだお洗濯のためだけにしかバルコニーを使っていないという方は、一度バルコニーの使い方を見直してみてるのはいかがですか?
with Balconyでは実際にバルコニータイルを敷いたご家庭の暮らしの変化も実例でご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。