統括責任者のご紹介

氏名
佐瀬 篤
担当現場
千葉県柏市公共下水道管路施設包括的予防保全型維持管理業務委託現場
保有する主な資格
下水道管路管理総合技士、下水道管路更生管理技士

インタビュー

● 担当している統括責任者とはどのような役割ですか?
当現場は、JV7者(企業数:22社)で受託しており、主に各社間の調整等を行い、委託者への窓口となることです。具体的には、各社から提出される、業務の計画書や報告書、その他書類等を取りまとめ、委託者へ提出したり、委託者との協議・折衝を行うことです。また、業務の進捗管理や安全管理を行うために会議体を設けることも重要な役割です。
● 普段どのような仕事していますか?
上記の書類等の納期確認及び内容チェックや委託者との打ち合わせ資料まとめなどが多いですが、その他として週単位では、各社の予定及び実績の確認を行い、進捗管理をしています。
また、月単位では、JV内部の会議開催、業務実績を委託者へ報告、そのための資料まとめ等です。
安全パトロールや任意の現場巡回も行い、安全管理にも努めています。
● 仕事の面白さややりがいを感じるのはどのようなところですか?
当現場は、複数年(4年)の委託業務となっており、工期も長く、業務数量も多くなっているので、業務が進むにつれて変更要素も発生してきます。そのような時に委託者と協議・折衝を行い進めるのですが、問題なくスムーズに対応できた時は、達成感を感じます。
● どのような苦労がありますか?
JVとして受託していますが、やはり、関係者が多数いますので皆が納得できるように調整するのは、難しいと感じます。専門的な知識や現場経験も必要なのですが、社会人としての常識や対応力が必要以上に求められるのは、大変です。しかし、先程の質問にもつながるのですが、事がうまく行けば「面白い」に変わるのですが。
● 今後の業務で目指していることは何ですか?
業務自体を完遂するのは当然として、創意工夫や追加提案などを通じて、委託者の満足度を上げたいと考えます。
また、今まで事故もなく来ているので、最後まで無事故で終わりたいと思います。
● 包括委託を検討している自治体に一言メッセージをお願いします
各自治体に於いて、今後の下水道事業が抱えている問題は、ほぼ全国共通に、建設から維持管理の時代に変わった現状への対応をどうするかという事だと思います。
よく、ヒト・モノ・カネをどうするかと言われます。全てとは言えませんが包括委託をすることにより、解消される部分も多々あると思います。
発注に至るまでのご苦労はあると思いますが、問題解決へ向けての第一歩として包括委託は、有効だと考えます。ぜひ御一考ください。

一日の流れ

8:45 出社
9:00 統括担当打ち合わせ
統括管理業務を担当する4名(積水化学2名、奥村組2名)で当日の業務内容の確認、連絡事項等のすり合わせを行う。
10:00 現場安全パトロール
統括4名、維持管理担当企業1名の3名で管路更生工事現場の安全パトロールを実施。現場の作業状況を特に安全の観点から確認。改善すべき点があれば現場監督へ指摘し、改善状況を後日確認する。感染症、熱中症対策も行う。
13:00 セルフモニタリング
業務に関する多種の確認事項をクロスチェック(主担当以外の企業による内部チェック)例:統括担当→維持管理担当、工事担当→統括担当、設計担当→工事担当など
13:30 JV会議
JVに参加する7者で毎月1回実施。業務の進捗状況の確認、業務における注意点や発注者からの連絡事項をすり合わせる。安全会議も同時に実施。
16:00 部下の育成
統括責任者を目指す部下に対し、資格取得に関するアドバイスやJVの運営において注意すべき点や会議進行の練習など、多岐に渡る教育を実施。
17:30 退社

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