2023年6月9日(金)、千葉積水工業株式会社(千葉県市原市)にて、積水化学工業株式会社 環境・ライフラインカンパニー 中期経営計画説明会を開催いたしました。
説明会では2023~2025年度の新しい中期経営計画の説明が行われ、メディアの皆様から多くの質問を頂戴しました。また、武執行役員(総合研究所長)からは2022年に完成した千葉ソリューションセンター(以下千葉SC)をご紹介し、初めて千葉SCを見学いただき、配管結露試験設備や映像体感室での滋賀栗東工場とのライブ中継などを体感していただきました。
新中期経営計画の概要と、積水化学の注目製品、千葉SCの見学会について、ダイジェストでご紹介いたします。
重点拡大製品、海外、新製品を成長戦略の3本柱として売上比率の増加を図ります。
重点拡大製品は、営業DXの高度化による物件受注増、SDGs訴求や事業組替に伴うカンパニーシナジーの極大化による売上増を見込んでいます。
海外では、ヨーロッパにおけるFFU(合成木材)の新工場建設や、アジアでは台湾でのプラント管材工場の能力増強をはじめとした成長投資の効果発現のほか、海外マーケティング体制の整備・拡充を進めています。
さらに、上市5年以内の製品を新製品と定義し、中でも新用途・新市場創出型の製品に開発費用と工数を集中投入して2025年度までの売上倍増を目指します。
2022年10月より、耐火材料事業、塩素化塩ビ(CPVC)樹脂関連事業、プラスチック雨水貯留槽(クロスウェーブ)につきまして、事業・製品がより成長・拡大するために高機能プラスチックスカンパニーから環境・ライフラインカンパニーへ事業組替を実施いたしました。
事業組替により創出された事業・製品のカンパニーシナジーをご紹介いたします。
耐火材料では、当カンパニーが持つ物件・顧客データベースや強力な流通網を活用することで、新製品の開発や区画貫通分野、非住宅分野での販路拡大のスピードアップを見込んでおります。
クロスウェーブはプラスチック雨水貯留槽としてトップクラスのシェアを持つ製品であり、強化プラスチック複合管(FRPM管)とのコラボレーションで公共・民間の両面で雨水排水分野の拡販を目指します。
塩素化塩ビ樹脂では、当カンパニーが持つ樹脂成形ノウハウを活かした技術サポートにより海外新規顧客の獲得を図ります。
カンパニーシナジーについてはこれらを含む6つのプロジェクトで検討が終了し、効果発現に向け既に実行に着手しています。
取り組みの一部として、資源循環と温室効果ガス排出削減についてご紹介いたします。
資源循環の取り組みとして、マテリアルリサイクル比率を2025年度までに60%、2030年度までに100%とすることを目標にしています。また、再生エネルギーの比率向上やリサイクルの推進、積載効率の改善により、2022年度に11万4千トンであった温室効果ガスの排出量を2025年度には8万8千トンまで削減することを目指しています。
説明会の終わりには個別質問応答の時間を設け、記者の皆様から多くの質問をいただきました
管路更生分野ですでに実績が多数あることから、今後一気に広がることが期待されています。
特に施工が楽になる点、流下阻害が起きない点は非常に好評です。
従来製品では開口部にパテ埋めの工程が必要でしたが、耐火性能の向上によってパテ埋めが不要になる製品です。
簡易施工・管理/確実施工で貢献します。
有機系吹付断熱材として“準不燃材認定を取得”したウレタン系現場発泡断熱材です。
建築現場における火災リスク低減に効果を発揮します。
「平面実験場」では、最長30メートルの直線配管を敷設することが出来、樹脂管の特性を直に体感していただけます。今回はクウチョウハイパーCHに約60℃の温水を流し、熱伸縮挙動を体感いただきました。
「映像体感室」では、滋賀栗東工場と千葉SCの2つの拠点を専用回線で接続しライブで相互の実験映像を高画質で配信できます。
今回は滋賀栗東工場のエスロンタワーより陸屋根高排水システムの排水実験を中継でご覧いただきました。
屋外の防災広場では、防災貯留型トイレシステムなど防災・減災に役立つ製品が設置されています。
この度新設された雨水貯留浸透施設「クロスウェーブ」の実物デモ機では、実際には地下に設置されるため見ることのできない貯留槽内への流入や流出の状況をご確認いただきました。
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