製品紹介

<日本下水道協会規格 JSWAS K-14>

【下水道用ポリエチレン管】

下水道用ポリエチレン管(日本下水道協会規格JSWAS K14)は、耐震性、可とう性、耐食性、耐摩耗性に優れているため圧力式、圧送式、真空式及び急傾斜式等のあらゆる下水道システム管路に使用されています。
特にポリエチレン管ならではの柔軟性と接合部のEF(電気融着)接合及びバット接合により管路を一体化することができ、高い耐震性を発揮します。更に耐食性を活かした下水道処理施設内の管路にも使用されています。

【大口径圧力管路用ポリエチレン管】

近年、ポリエチレンパイプは耐震性・耐久性・耐食性に優れた管材として使用実績を伸ばしています。軽量で持ち運びが容易。可とう性・柔軟性があり曲がった路線での配管もOK。さらにはバット接合方式やEF接合方式により、管と継手が一体化した耐震に強い強固な管路を構築。そして酸やアルカリにも強く、サビや腐食も発生せず長期にわたって安心して使用できます。
これらのニーズにしっかり対応する積水化学のポリエチレンパイプは、街の様々な場所で様々な用途で使われ、高品質なインフラ整備を推進します。

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下水道用PE管(圧送)CADデータ (10,483KB) ETC
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EF継手チェックシート(下水道) (58KB) XLS

製品情報

下水道用ポリエチレン管

呼び径 直管 片受け直管 カラー 曲管 Y形分岐管 フランジ短管
50J
75
100
150
200
250
300

その他呼び径(350~600)についてはお近くの営業所にご相談下さい。


地形変化に強い圧力式・圧送式下水道

都市部ではほぼ整備を完了した下水道整備事業は、整備困難な地域を新たな整備方法で解消する必要があります。しかし、起伏が複雑なエリアでは、従来の自然流下方式だけでは、長い管路延長や地形変化により管路の埋設深さが深くなる等、整備費用が高くなる問題があります。こうした問題をクリアし、下水道整備を効率的に進めるためには、起伏のあるエリアは自然流下方式と組み合わせたマンホールポンプ等を活用し、下水を収集する「圧力式下水道収集システム」、また、収集された下水の処理施設までの輸送及び処理施設間の輸送を行う「圧送式下水道輸送システム」が必要です。
「エスロン下水道用ポリエチレン管」は、EF接合により一体管路が構築でき、水密性、耐摩耗性、耐腐食性、柔軟性があるため耐震性にも優れ、現在の下水道管路に要求される最適管材です。また、外面保護層付きで耐候性に優れた「エスロンPEパイプS UVガード」もラインアップ。日本下水道協会規格である「エスロン下水道用ポリエチレン管」が、圧力式・圧送式下水道用管材として、下水道整備に貢献します。

  • 圧力圧送用ポリエチレン管
    起伏の多いエリアには圧力式下水道収集システム
  • 圧力圧送用ポリエチレン管
    山越えが必要な配管には圧送式下水道輸送システム
  • 圧力圧送用ポリエチレン管
    橋梁部の配管には圧送式下水道輸送システム

特長

軽量で運搬もラクラク。スピーディな施工でコスト縮減が図れます。

下水道用ポリエチレン管は軽量で運搬、取扱いがラクに行えるとともに、施工作業も簡単でスピーディ。圧力・圧送管路構築の工期短縮、コスト縮減が図れます。

電熱で確実に融着するEF接合方式を採用。水密性は万全です。

圧送管路に要求される高い水密性。エスロン下水道用ポリエチレン管の接合は、電熱によって融着・接合するEF接合方式を採用。接合部が強固に一体化でき、高い水密性を実現します。(最大許容水圧:1.2MPa)(20℃)

圧力圧送用ポリエチレン管
管体の柔軟性とEF接合の信頼性でレベル2の地盤変動にも対応可能です。

ポリエチレン管は管体そのものが可とう性をもっているとともに、EF接合による一体管路によって、レベル2 地震動の地盤変動にも柔軟に対応できます。また、偏平強度も高く、公道下の浅埋設にも対応。信頼性の高い耐震管路が構築可能です。

圧力圧送用ポリエチレン管
耐摩耗性は塩ビ管の2倍以上。圧送管として長期安定性に優れています。

エスロン下水道用ポリエチレン管に使用している材料は高密度ポリエチレン。そのため、塩ビ管の2 倍以上という耐摩耗性を誇り、圧送管に求められる耐摩耗性をクリア。長期にわたって安定してお使いいただけます。

圧力圧送用ポリエチレン管
耐食性に優れ、汚水や土中の酸・アルカリに侵されません。

管路長が100mを越える場合には、硫化水素の発生が考えられます。そのため、ダクタイル鋳鉄管は15〜25年で腐食による更新が必要な場合もあります。ポリエチレン管は耐食性に優れており、下水中で発生する硫化水素や土中の酸やアルカリに侵されることがありません。そのため、ダクタイル鋳鉄管等に比べて長いライフサイクル(50年以上)を実現します。

汚水・汚泥圧送配管に適用!ポリエチレン管で維持管理を効率化!

1.汚泥集約施設への汚泥移送配管

下水道用ポリエチレン管は、流速係数がダクタイル鋳鉄管(モルタルライニング)と比較して大きく、効率的な汚泥圧送を可能にします。耐腐食性やスケールの非付着性からメンテナンスコストを低減できます。

2.腐食環境下での汚水用配管・汚泥用配管

硫化水素が発生しやすい環境に設置された汚水・汚泥配管は腐食の進行が早く、腐食対策が必要ですが、下水道用ポリエチレン管は、化学的抵抗性が大きく、長期間にわたって安定した機能が確保できます。

圧力管路用ポリエチレンパイプ
シールド内に設置された汚泥圧送管
圧力管路用ポリエチレンパイプ
処理場施設内に設置された汚泥配管
3.消化タンク・脱水機周辺の汚泥用配管

MAP(りん酸マグネシウムアンモニウム)により消化汚泥管や、脱水分離液管は閉塞することがあり、このようなケースでは定期的な配管洗浄やスケール除去の作業が発生します。下水道用ポリエチレン管は、スケールが付着し難く、スケール付着に係るトラブルを軽減します。

圧力管路用ポリエチレンパイプ
  1. 加温及び撹拌のための消化汚泥循環ラインや、消化タンクや消化汚泥ピットから消化汚泥を引き抜いて汚泥脱水設備に汚泥を圧送する消化汚泥ラインに下水道用ポリエチレン管を用いた場合
  2. 脱水機への汚泥投入ライン、脱水機からの脱離液ラインに下水道用ポリエチレン管を用いた場合
その他の適用例

下水道用ポリエチレン管は、他管種に比較して耐薬品性に優れていることから、凝集剤注入、消毒や汚泥脱水のための薬品注入ラインの配管への適用において、長期間にわたって安定した性能を保持します。また、屋外配管には、紫外線対策品〔エスロンPEパイプS UVガード〕を品揃えしています。

下水道用ポリエチレン管 JSWAS K-14について

最大許容水圧は1.20MPa、汚水・汚泥圧送用途の圧力管として使用できます。

下水道用ポリエチレン管は、20℃で1.20MPa、35℃で0.96MPa の内水圧に耐えるように設計され、高圧の脱水ケーキ圧送を除き、一般に使用される汚水・汚泥圧送用途の圧力管として使用できます。

圧力圧送用ポリエチレン管
管内部にスケールが付着しづらく、管閉塞のトラブルや清掃に要する手間を低減できます。

下水道用ポリエチレン管に使用されている材料の高密度ポリエチレンは、水に濡れにくく、スケールが付着し難いという材料特性を有しています。そのため、汚泥消化プロセスを有する処理場で問題となるMAP(りん酸マグネシウムアンモニウム)の付着による管閉塞トラブルや、清掃の手間や経費を低減できます。

耐食性に優れ、下水中で発生する硫化水素や、化学的・電気的反応により侵されません。

下水の圧送管路の下流や、ポンプ場施設、汚泥処理施設では、発生した硫化水素や生成される硫酸により、管材の内外面が腐食して耐用年数が短くなります。また、土中では、金属が電気的に侵されやすく、孔食などのトラブルが発生します。下水道用ポリエチレン管は、耐食性に優れ、硫化水素や硫酸に侵されることはなく、錆や孔食も発生しません。そのため、鋼管などに比べ長いライフサイクルを実現します。

圧力圧送用ポリエチレン管
消化汚泥通泥3ヶ月後のスケール付着状況の比較
圧力圧送用ポリエチレン管

耐薬品性(代表的な化学薬品等)

圧力圧送用ポリエチレン管

※濃度表示のない塩は、飽和水溶液が対象です。 
 ○:侵食されない △:若干侵食されるが、注意すれば使用可能 ×:使用不可
 上記以外の物質に対する耐薬品性は、下記までお問合せください。

下水道施設計画・設計指針と解説(2009年、日本下水道協会)第5章 汚泥処理施設からの抜粋
汚泥引抜管や脱離液管は、液中に含まれるりんにより高pH域でりん酸マグネシウムアンモニウム(MAP)の結晶が析出し、管を閉塞することがあるので、合成樹脂管等のMAPの付着しにくい管材質の採用や、管清掃が行いやすい構造にすることを考慮する。

ラインアップ

下水道用ポリエチレン管
プレーンエンド直管(日本下水道協会規格品 JSWAS K-14)
圧力管路用ポリエチレンパイプ

主原料にPE100(第三世代ポリエチレン)を採用し、従来のポリエチレン管に比べ、耐久性を飛躍的に向上させました。このPE100 と肉厚設計SDR13.6(外径÷肉厚= 13.6)を組み合わせることにより、最高許容圧力1.2MPa で50年以上の耐久性を実現しました。

EF片受け直管(日本下水道協会規格品 JSWAS K-14)
圧力管路用ポリエチレンパイプ

プレーンエンド直管とEF 受口を組み合わせたタイプです。これにより、スクレープ作業や清掃作業など、接合作業の簡便化が図れます。

下水道用ポリエチレン管屋外配管用
エスロンPEパイプS UVガード
圧力管路用ポリエチレンパイプ

エスロンPEパイプSをリサイクルポリエチレンで保護した二層タイプのポリエチレン管です。紫外線による劣化や外面からの裂傷を防止。橋梁添架などの屋外配管や砕石基礎埋設に最適です。

被覆付ポリエチレン管
圧力管路用ポリエチレンパイプ

エスロンPEパイプSを硬質ウレタンフォームで被覆し、スパイラルダクト直管(鋼管またはステンレス管)で外面保護したタイプです。金属管に比べ1/3 〜1/5 と軽量で施工性に優れ、橋梁添架配管に最適です。

圧力管路用ポリエチレン管
柔軟かつ強固な耐震管材。

柔軟性・可とう性にも優れており、さらにはEF接合による一体管路によってレベル2地震動の地盤変動にも対応。信頼性の高い耐震管路が構築可能です。

持ち運びもカンタン。スピーディ施工に貢献。

ポリエチレンパイプは軽量なので運搬や取扱いが容易であるとともに、施工作業も簡単でスピーディ。工期短縮とコスト縮減が図れます。

酸やアルカリにも強い耐食性と、長期安定性。

ポリエチレン樹脂は化学的に安定した材料であり酸やアルカリに強く、サビや腐食も発生しません。圧送管に求められる耐摩耗性も塩ビ管の2倍以上。長期間の使用に耐えられます。

ドラム式摩耗試験による比較

圧力管路用ポリエチレンパイプ
バット接合やEF接合により水密性の万全な一体管路を構築。

電熱によって確実に融着・接合するバット接合やEF接合方式を採用。接合部が強固に一体化できるので圧送管路に要求される高い水密性も実現。漏水の心配はありません。

圧力管路用ポリエチレンパイプ
結晶構造、結晶同士の結合力を両方高めた高性能ポリエチレン樹脂PE100を採用

主原料にPE100(第3世代ポリエチレン)を採用し、従来の一般用ポリエチレンパイプに比べ、耐久性を飛躍的に向上させました。このPE100樹脂と肉厚設計を組み合わせることにより、高耐圧での長期耐久性を実現しています。

50年以上の耐久性

・長期耐久性の認証

世界の有力なPE100認定機関であるスウェーデンの“EXOVA社(旧BodycotePolymer社)”で認証されました。
(備考)下図内50年後の赤丸印がHoop Stress 10MPa(≒100kgf/cm2)以上のものをPE100と呼びます。

圧力管路用ポリエチレンパイプ
圧力管路用ポリエチレンパイプの種類
圧力管路用ポリエチレンパイプ

備考1.黒色管は耐候性を向上させており、屋外で使用可能です。
備考2.SDR=(標準外径/最小肉厚)
備考3.SDR=26、33の製品がご要望の際は、ご相談ください。

最高許容圧力について
SDR 11 13.6 17 21
最高許容圧力 1.6MPa 1.25MPa 1.0MPa 0.8MPa

備考1.表中の最高許容圧力は、20℃における許容できる最大の水圧であり静水圧(または動水圧)に水撃圧を加えた値を示しています。よって、使用圧力(常用圧力)は使用条件により異なりますのでご留意ください。
備考2.継手の種類によっては、最高許容圧力を低減(圧力補正計数による補正)する必要があります。

圧力補正計数
品名 直管、EFソケット、フランジ短管、レジューサ ベンド チーズ
圧力補正計数 1(補正なし) 1(11 1/4°)、0.8(左記以外) 0.5、高圧タイプあり

備考.チーズに関しては、呼び径によっては高圧タイプもありますのでご相談ください。

使用温度

管は原則0℃~40℃の温度範囲で使用する。ただし、管の耐圧性は温度依存性があるので、使用圧力は温度に応じて低減することが望ましいです。

温度補正計数
温度(℃) 0~20 25 30 35 40
温度補正計数 1.00 0.93 0.87 0.80 0.74
設計水圧(使用最大圧力)

設計水圧(使用最大圧力)=最高許容圧力×圧力補正計数×温度補正計数

パイプのスラスト対策について

融着接合により一体化するため、スラスト対策は不要です。
ポリエチレンパイプは、融着により一体化するため、融着接合部での抜けは発生しません。曲がり部、分岐部、継手付近の管端部、径違い部に関してもスラスト防護を行う必要はなく、材料費と施工の手間を削減できます。

圧力管路用ポリエチレンパイプ
生曲げ配管について

柔軟性があるため生曲げ配管が可能です。
緩やかな曲がりは管を生曲げすることにより配管できるため、曲管の使用を減らして材料費と施工の手間を削減できます。

許容最小曲げ半径(設計の目安)

呼び径 300 350 400 450 500 550 600 700 800 900 1100
外径D(mm) 355 400 450 500 560 630 710 800 900 1000 1200
最小曲げ半径(m) 27.0 30.0 34.0 37.5 42.0 47.5 53.5 60.0 67.5 75.0 90.0

備考.最小曲げ半径は、ほぼ75Dとしています。

曲げ配管に必要な配管長さ

呼び径 300 350 400 450 500 550 600 700 800 900 1100
外径D(mm) 355 400 450 500 560 630 710 800 900 1000 1200
曲げ角度 5 5/8° 2.7 3.0 3.4 3.7 4.2 4.7 5.3 5.9 6.7 7.4 8.9
曲げ角度 11 1/4° 5.3 5.9 6.7 7.4 8.3 9.4 10.6 11.8 13.3 14.8 17.7
曲げ角度 22 1/2° 10.5 11.8 13.4 14.8 16.5 18.7 21.1 23.6 26.6 29.5 35.4
曲げ角度 45° 20.9 23.6 26.8 29.5 33.0 37.4 42.1 47.2 53.1 59.0 70.7
曲げ角度 90° 41.8 47.2 53.5 59.0 66.0 74.7 84.1 94.3 106.1 117.9 141.4

備考1.最小曲げ半径における曲げ配管長さを示しています。
備考2.長さが定尺を超える場合、またφ300以上では複数本接合した後、緩やかに曲げてください。

圧力管路用ポリエチレンパイプの性能実験(写真はSDR11の製品での実験結果)

圧力管路用ポリエチレンパイプは高い柔軟性と伸縮性があり、地震時の急激な地盤変状などにも追従し、理想的な耐震管路を構築します。

接合部の強度も抜群。
毎分50mmの速さで管体長さの20%引張っても、接合部に異常がありません。

圧力管路用ポリエチレンパイプ

内水圧2.5MPa(25.5kgf/cm2)をかけた状態で30cmの強制変位を与えても接合部に異常がありません。

圧力管路用ポリエチレンパイプ

内水圧2.5MPa(25.5kgf/cm2)をかけた状態で45度曲げても接合部に異常がありません。

圧力管路用ポリエチレンパイプ

優れた強じん性を発揮。
管体部、継手部の上を約10トンのバックホーを通過させても、パイプ・継手は復元します。

圧力管路用ポリエチレンパイプ

注意.上記写真は性能実験であり、実際の施工では行わないでください。

柔軟性と接合部の強度が抜群。
融着接合を使用したパイプをパワーショベルで引き上げてもパイプの割れや接合部の抜けがありません。

圧力管路用ポリエチレンパイプ

注意.上記写真は性能実験であり、実際の施工では行わないでください。

耐震性能

ポリエチレンパイプはパイプ自体の柔軟性・可とう性と、バット接合やEF接合で形成される一体構造管路により、地震によって生じる地盤の変状に柔軟に追従する優れた耐震性能を示します。
近年発生した地震においても、ポリエチレン管路に被害が認められなかったなど、耐震性能が実績として確認されております。

近年の日本付近の震源地と主な地震
圧力管路用ポリエチレンパイプ
圧力管路用ポリエチレンパイプ

呼び径300~900、1100 の品揃え(黒色 SDR11~21)

圧力管路用ポリエチレンパイプ

備考1.SDR=17,21に関してはJIS16Kフランジの品揃えはありません。
備考2.SDR=26,33の製品がご要望の際は、ご相談ください。
備考3.レデューサ300×250がご要望の際は、ご相談ください。
また、納期については別途ご相談ください。

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