製品情報

<(一社)地域環境循環センター 新技術情報シリーズ 掲載>

急傾斜下水道システムは、汚水を山間地の傾斜にそって流すため3.0m/秒の高速射流により一気に流せます。
耐摩耗性に優れた下水道用ポリエチレン管(JSWAS K14)を流れた汚水は、流速を減勢するコンパクトな減勢マンホールにより、流速を落とし既存の管路との接続が可能です。また地形に関係なく配管することで建設コストを大幅に低減することが可能です。
下水道用ポリエチレン管を活用した急傾斜下水道システムが、山間地の下水道整備事業に大きく貢献いたします。

製品情報

押せる目次
1.耐摩耗性は塩ビ管の2倍以上

高速射流にも摩耗せず、急傾斜に対応。
急傾斜地での配管は、高速度で流下する下水に対して十分な耐久性が求められます。急傾斜地に布設するエスロン高密度ポリエチレン管の耐摩耗性は、塩ビ管の2倍以上。高速射流にも摩耗せず抜群の耐久性を誇り、急傾斜地の配管を可能にします。

2.布設コストと時間を大幅に減少

従来の工法で急傾斜地に下水管路を布設する場合、下水の流下速度を減勢させるため多くの人孔が必要でした。急傾斜地・下水道システムなら多数の人孔が不要で、工期短縮、コスト縮減に大きな効果をもたらします。

急傾斜配管例
配管の比較例(従来設計手法と急傾斜下水道システム)
急傾斜下水
配管の比較例(従来配管と急傾斜配管)
急傾斜配管例写真
実際の計画ルートと実施ルート
3.工事による交通障害を最小限に

管路延長を短くできるため、施工がスピーディに完了。工事による道路閉鎖等の交通障害を最小におさえ、山間部での交通手段を確保し、住民生活を守ります。

4.山間部の道路沿いでも自由に配管

カーブの多い山間部の車道。高密度ポリエチレン管は可とう性に優れているため、生曲げが可能。車道の形状に沿ったフレキシブルな配管がスピーディに行えます。

5.強固な一体管路をつくるEF接合方式を採用

山肌に多発する地盤変状にも安心です。
管の接合は継手と管を電熱で溶かして融着・接合する、EF接合方式を採用。可とう性に優れたポリエチレン管をEF接合によって一体化するため、山肌に多発する地盤変状や地震にも安全です。

6.山間部での施工を可能にする軽量性

足場の悪い傾斜地での施工は、作業に負担にならない管の軽量性が要求されます。高密度ポリエチレン管は他の管に比べて軽量なため、施工性がアップ。傾斜地での施工に威力を発揮します。

7.減勢工で流速を低減

減勢工を設置することで、流速3.0m/秒以下にして既存管路と接続が可能です。
また流量に応じてマンホールの大きさを選択可能です。

減勢工の仕組み
減勢マンホールでの減勢の仕組み
急傾斜下水マンホール
減勢マンホールサイズの選択方法
マンホール減勢効果

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