よくある質問

ライニング鋼管を土中に直接埋設しても大丈夫ですか?

ライニング鋼管(VA、VB)及び継手を直接土中に埋設した場合、外面腐食が発生し漏水に至る可能性があります。

解説

ライニング鋼管の外面腐食について

土中の埋設配管の腐食は土中の水分を媒介として生ずる電気化学反応が主な原因で一般的に自然腐食の中のミクロセル腐食と呼ばれます。
鉄の表面に発生する電位差による電池作用で鋼管外面に全体的な腐食が徐々に進行していきます。
土壌による違い等で腐食の度合いも異なりますが、酸性土壌の場合特に激しい腐食を引き起こします。

土中の水分を媒介として生ずる電気化学反応
→
鉄の表面に発生する電位差による電池作用

また、上記以外にマクロセル腐食と呼ばれる埋設部分の環境の違いによる腐食(土質の違い、コンクリート/土壌環境、土壌の通気差等)があり、局部的な激しい腐食を伴います。

対策

ライニング鋼管をコンクリートや土中に埋設配管する場合は、内外面硬質塩化ビニルライニング鋼管(VD)を使用するか、防食テープで外面防食処理を施すなどしてください。
また継手部も同様にコア内蔵型内外面硬質塩化ビニルライニング鋼管用管端防食継手を使用するか外面防食処理を施してください。

硬質塩化ビニル 鋼管
内外面硬質塩化ビニルライニング鋼管(VD、エスロンWVLP)

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