製品紹介

塩ビ管(塩ビパイプ)のイメージ
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目次

1. 塩ビ管 (塩ビパイプ)とは

人類が初めて塩ビ管を手にしたのは1936年、ドイツでのこと。その製造設備がUボートで当時の同盟国・日本にもたらされたとも伝えられているが、なにせ戦時下でのこと。確かなところはいまなお戦争の陰に隠れています。
では、日本での塩ビ管製造はいつ始まったのでしょう?
1951年の夏、英国ウィンザー社の技師長、E・G・フィッシャーが来日。彼の目的は関西地区数社に納入した押出機の試運転にあったのですが、この時、その押出機を使って塩ビ管が製造できることを伝えたのです。
早速、塩ビ管の製造を始めたのですがサンプル程度の製造はできても連続運転ができません。運転を続けているうちにスクリューに樹脂が焦げ付いて空回りし、機械やダイスの分解と清掃を繰り返す悪循環に陥ってしまいます。
これらの問題は、塩化ビニル樹脂の劣化点を遥に上回る温度で加工しなければならないところに起因したもので、樹脂の配合や装置の改良と取り組む日々がつづきました。

そして一年が過ぎ、ついに本格稼働を迎える時が来ました。
1952年10月、塩ビ管製造ライン(日産500kg)が心地よい音を立てて動き始めます。
日本初の量産化成功。我が国塩ビ管の先駆けとなったエスロンパイプ誕生の瞬間でした。

塩ビ管の正式名称

正式名称は「硬質ポリ塩化ビニル管(UnplasticizedPoly(VinylChloride)(PVC-U)Pipes)」ですが省略して塩ビ管、塩ビパイプと呼ばれています。

素材(ポリ塩化ビニル)に関して

特徴

塩化ビニルの重合により得られる合成樹脂です

メリット

着色も自由で、可塑剤の多少により軟質(フィルム・シートなど)から硬質(パイプ・容器など)まで各種成型品を製造できます

デメリット

耐熱性に弱く加熱すると軟化します

塩ビ管の特徴

特徴

内面が滑らかで腐食に強く、金属管に比べ軽量で施工性にも優れます

使われる用途

水道管や下水道管などの液体だけではなく、気体を通す通気管やケーブルを通す保護管としても用いられます

積水化学の塩ビ管(塩ビパイプ)、「エスロンパイプ」の特徴

積水化学のエスロンパイプは、日本で初めての塩ビ管として1952年に誕生。
生活に欠かせない給排水のライフラインを半世紀以上にわたって支えています

2. 塩ビ管(パイプ)の種類・主な四つ

VP管

特徴

厚肉のVP管は圧力管路を中心に幅広い用途で活躍しています。

使われる用途

屋内外の給水管、雑排水管として利用されています。

メリット

内面が非常に滑らかで摩擦抵抗が小さくスライムなどが付着しにくいため、長年にわたり効率よく排水できます。

デメリット

直射日光により、塩ビ管の日の当たる側のみ管表面温度が上昇し、裏側との温度差により反り(曲がり)が発生するので注意が必要です

VP管の画像

VU管

特徴

VP管と比べて薄肉です。VP管より低い設計内水圧向けとして制定されています

使われる用途

主に一般の戸建住宅や簡易な排水設備などの無圧管路に使用されます

メリット

薄肉管なのでVP管と比べて重量が軽くなっています

デメリット

中~高圧管路用には使用できません(設計圧力は0~0.6MPaです)

VU管の画像

クエスチョンポイント

VP管(厚肉管)とVU管(薄肉管)の違いは?

VP管は「厚肉」、VU管は「薄肉」と定められていますが、実際にどれくらい厚みが異なるのでしょう。
例えば呼び径50のパイプですと、外径はいずれも60mmで同じですが、VP管が厚さ4.1mmに対し、VU管は1.8mmと、その差は2.3mmで56%も薄くなり重量も4m管ですと、VP管が約4.4kgに対し、VU管は約2kgと少しで、半分以上も軽くなっています

※厚みや重量は当社製品の一般的な値であり、規格の一部ではありません

HI管(HIVP管)

特徴

耐衝撃性能を持ち、管体そのものが優れた可とう性があります

使われる用途

寒冷地での使用や、施工時における外部衝撃や他工事によって受ける衝撃破損事故を防止する場面に用いられます

メリット

管軸、管側方向の荷重に対する接合部の信頼性も高く、地震に強い管路を構築できます。

デメリット

高性能が故に配管コストが増加します

HI管(HIVP管)の画像

HT管

特徴

一般の塩ビ管と比較して高温域で安定して使用できるとともに、耐久性、保温性に優れたパイプです

使われる用途

給湯配管に用いられます

メリット

最高使用温度が90度と高く設定されています

デメリット

高性能が故に配管コストが増加します

HT管の画像
塩ビ管一覧表
分野 種類 規格 用途 最高使用温度 最高使用圧力
土木 エスロンHIベルパイプロング・ゴールド・+(プラス)HI-VPW JWWA K129 埋設配水管用 - 0.75MPa(静水圧)
エスロンHIベルパイプ-L・ゴールド・+(プラス)HI-VPW JWWA K129 埋設配水管用 - 0.75MPa(静水圧)
エスロンHIパイプ・ゴールド・+(プラス)HI-VPW JIS K 6742 埋設配水管用 - 0.75MPa(静水圧)
エスロンベルパイプ-L JWWA K129 埋設配水管用 - 0.75MPa(静水圧)
エスロンパイプ・+(プラス) JIS K 6741 下水道配管用 - -
エスロンプラスチックリブパイプ JSWAS K-13 下水道配管用 - -
エスロンパイプ・+(プラス)VU管、VM管、VP管、VH管 VU管・VM管・VP管/JIS K 6741
VH管/AS60
農業用 - VU管/0.6MPa、VM管/0.8MPa、VP管/1.0MPa、VH管/1.25MPa
エスロン通信ケーブル保護管 ボディ管 「無電柱化推進計画」対応部材 通信ケーブル保護管用 - -
エスロン電力ケーブル保護管 CCVP/AVP 「無電柱化推進計画」対応部材 電力ケーブル保護管用 - -
建築設備 水道用エスロンパイプVPW JIS K 6742 敷地内埋設給水管用/建物給水用 - 0.75MPa(静水圧)
HIパイプ・ゴールド・+(プラス)HI-VPW・G JIS K 6742 敷地内埋設給水管用/建物給水用 - 0.75MPa(静水圧)
給湯用エスロンHTパイプ JIS K 6776(呼び径13~50) 建物給湯用 90℃ 使用温度により異なります
5~40℃:1.0MPa、41~60℃:0.6MPa、61~70℃:0.4MPa、71~90℃:0.2MPa
エスロンパイプ・+(プラス)VU JIS K 6741 建物排水用/建物通気用 - -
エスロン耐火VPパイプ JIS K 6741 建物排水用/建物通気用 - -
空調ドレン用エスロンACドレンパイプ - ドレン排水用 35℃ 無圧での使用を想定
建材 ユニシェイプシリーズ - 戸建住宅用たてとい - -
アートフェイスシリーズ - 戸建住宅用たてとい - -
丸トップシリーズ - 戸建住宅用たてとい - -
カラーバイプシリーズ JIS K 6741 大型建物用たてとい - -
グレーパイプ JIS K 6741 大型建物用たてとい - -
プラント エスロンプラントVPパイプ JIS K6741 薬液配管用 60℃ 使用温度により異なります
0.4MPa(60℃)~1.0MPa(30℃以下)
エスロンUVストロング ※上水、飲料水用途には使用できません。 屋外配管用 60℃ 使用温度により異なります
0.4MPa(60℃)~1.0MPa(30℃以下)

3. 積水化学の塩ビ管(塩ビパイプ)製品情報

排水用/通気用 エスロンパイプ・+(プラス) VP [JIS K 6741]

特徴

厚肉のVP管は圧力管路を中心に幅広い用途に適用できます。VPは"VinylPipe"の頭文字を取って名付けられています。他にもPVCパイプ(PVC管)や、単に"エスロン"と呼ばれる事もあります。"VPパイプ"ですと"ビニルパイプパイプ"になりそうですが、単にブイピーパイプと発音されます。建物に調和する白色のエスロンカラーパイプも品揃えしております。

用途

主に建物の雑排水管、汚水管、雨水管、排水管、通気管としてご利用いただいている厚肉管です

強み

2019年4月よりエスロンパイプ・+(プラス)として反りにくさがパワーアップしています

排水用/通気用 エスロンパイプ・+(プラス) VP [JIS K 6741]の画像

エスロンパイププラスページへ

水道用エスロンパイプ VP [JIS K 6742]

特徴

排水用/通気用のVP管に比べ、厚生労働省「水道施設設計基準」にて定められた浸出試験に適合しているなど基準がより厳しく定められています

用途

低圧管から中圧管路で用いられる水道用途に使用できる塩化ビニルパイプです

強み

地震に強く抜けが発生しにくいゴム輪接合(RR接合)で継手とジョイントされる水道用エスロンベルパイプ-Lもあります

水道用エスロンパイプ VP [JIS K 6742]の画像

エスロンパイプページへ

排水用/通気用 エスロンパイプ・+(プラス) VU [JIS K 6741]

特徴

VP管と比べて薄肉です。VP管より低い設計内水圧向けとして制定されています。VUは"VinylUsui(VinylUsuniku)"の頭文字を取って名付けられています。なぜ"薄肉"だけ日本語なのかは当社の担当も把握しておりません。VP管と呼び径(外径)は同じでも内径は異なりますのでご注意ください。

用途

主に一般の戸建住宅や簡易な排水設備などの無圧管路に使用されます

強み

薄肉管なのでVP管と比べて重量が軽くなっており、施工性に優れます

排水用/通気用 エスロンパイプ・+(プラス) VU [JIS K 6741]の画像

水道用エスロンHIパイプ・ゴールド+(プラス)HI-VPW・G [JIS K 6742]

特徴

エスロンパイプ・+(プラス)に耐衝撃性能を加えた青黒色のパイプです。HIは"HighImpact"の頭文字を取って名付けられています。

用途

寒冷地や地震対策が必要な低圧管から中圧管路で用いられる水道用途に使用できる塩化ビニルパイプです

強み

ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管の水道用エスロンHI ベルパイプ-L・ゴールド+(プラス)やゴム輪ロング受口形高性能耐衝撃性硬質塩化ビニル管の水道用エスロンHI ベルパイプロング・ゴールド+(プラス)などのラインアップがあります

水道用エスロンHIパイプ・ゴールド+(プラス)[JIS K 6742]]の画像
エスロンHIパイプページへ

給湯用エスロンHTパイプ [JIS K 6776]

特徴

HTは"HighTemperature"の頭文字を取って名付けられています。ビカット軟化温度は95度以上です。

使われる用途

厨房配管等に利用されています

メリット

一般の塩ビ管と比較して高温域で安定して使用できます

強み

一般のエスロンパイプ同様にTS工法で接続できるため、施工が非常に簡単です。

給湯用エスロンHTパイプ [JIS K 6776]の画像

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4. 塩ビ管(塩ビパイプ)の種類・その他様々なもの

エスロンプラスチックリブパイプ [JSWAS K-13]

特徴

塩ビ管の外周面に特殊成形技術による環状リブを設けた管です。リブ管は砂基礎のほか、再生砕石、再生砂などのリサイクル基礎も使用可能。

使われる用途

呼び径150~450の下水道本管に使用できます

メリット

砕石基礎では地震時に発生する、液状化現象による管の浮き上がり防止に役立ちます

エスロンプラスチックリブパイプ [JSWAS K-13]の画像

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エスロン通信ケーブル保護管 ボディ管

特徴

無電柱化推進計画(共用FA方式)に対応した、設計・ラインアップを しており、共用FA方式に求められる十分な扁平強度、曲げ強度を有しています。

使われる用途

電線を地下に埋設する無電柱化の際にも用いられます

メリット

電気絶縁性に優れ、電食の心配がありません。

エスロン通信ケーブル保護管 ボディ管の画像

エスロン電力ケーブル保護管 CCVP/AVP [技術基準別表第二附表第二四 耐燃性試験合格品]

特徴

絶縁材料のため、高電圧にも耐え、電食や誘電加熱の心配がありません。

使われる用途

電線を地下に埋設する無電柱化の際にも用いられます

メリット

内面が滑らかなため、電線の外被を傷つけず、ケーブルの引込みが容易に行えます。

エスロン電力ケーブル保護管 CCVP/AVP [技術基準別表第二附表第二四 耐燃性試験合格品]の画像

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空調ドレン用 エスロンACドレンパイプ

特徴

ドレン配管用の結露防止層付硬質塩化ビニル管です

使われる用途

エアコンからのドレン排水管に用いられます

メリット

保温材の機能を有しているため、配管と同時に保温工事が完了。保温工事に関する部材調達・工程調整等の手間がかかりません。

空調ドレン用 エスロンACドレンパイプの画像

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