分野:耐火材 業種:施工業者

防火区画の検査が厳格化し、人手不足が進む現場で、パテ作業の不安を断ち切る新しい貫通処理

空調サブコン A社 設計管理部 N氏

背景

空調設備の防火区画処理では現在もパテ工法が主流ですが、充てん量は認定で厳密に定められており、作業者の技能差が品質に直結するため、間違い施工が起こりやすい状況でした。その影響もあり、検査は年々厳しくなり、設計管理としても「確実に認定工法通り実行できる工法」を選定・提案する必要性が高まっていました。一方で建設現場では労働人口が減少し、熟練者だけで施工体制を維持することが困難になっています。令和6年の国交省データでは建設業に従事する外国人労働者数は前年比22.7%増になるなど、外国人労働者への依存も進んでおり、誰が施工しても品質が安定する易施工な工法が求められていました。

課題

パテ工法は技能差が品質差になりやすい

従来のパテ工法は、充てん量が認定で決まっていても、仕上がりは人によって差が出やすい工法でした。内部の充てん状態は目視で確認しづらく、検査で指摘されないか不安が残りました。 被覆銅管の伸縮影響もあり、竣工検査や使用開始後の定期検査の際にパテが落ちていたという事例も多く耳にしていました。

占積率の制約で開口が増え、手間も管理も膨らむ

防火区画では開口に対する配管・ケーブルの割合(占積率)が決まっています。 従来の防火区画貫通措置部材では占積率が高くなく、複数の開口を設ける場面がありました。開口が増えるほど工数も管理ポイントも増え、職人不足の現場では負担が大きくなっていました。

▼施工手間や管理の負担増加イメージ▼
課題のポイント
  • 1. パテ工法は技能差により品質の安定が難しい状況
  • 2. 従来工法では目視検査が行いづらい
  • 3. 複数開口による工数・管理負担の増加

課題解決事例は事実をもとに再編集しております。