塩ビ管・継手の特性
防腐剤の影響について
塩ビ管、継手に防腐剤(クレオソート等)が付着しても大丈夫ですか?
塩ビ管・継手は、直接防腐剤を塗布されたり、防腐剤が塗布された木材に接触した場合、塩ビが防腐剤に侵されて亀裂が発生することがあります。
解説
木材用防腐剤として使用されているクレオソート油や一部のシロアリ駆除剤、殺虫剤には塩ビ管、継手を侵す有機溶剤を含むものがあります。
直接、間接に塩ビ管に接触すると亀裂が発生することがあります。
また、防水工事に用いられるコールタールにも有機溶剤が含まれており、防水層を貫通する塩ビ管が、コールタールの有機溶剤と施工時の高温の2つの影響で変形・破壊することがあります。
※クレオソートは発ガン性物質「ベンゾピレン」を含むため、平成15年度の国土交通省、公共建築工事標準仕様書からはずされ、新築工事では使用されない傾向にありますが、リフォーム工事ではクレオソートが付着した木材と接触する可能性がありますのでご注意ください。