PE管・継手の施工

融着工具について

バッテリー式融着機はAC電源がない場所でも融着できますか?

75A以下の口径はバッテリー式融着機(電池パック駆動型EF融着機「EC-75B」)を使用して融着することができます。

解説

  • ● ピット内配管や天井配管など、AC電源の確保や発電機の使用が難しい場所では、バッテリー式融着機をご使用いただけます。
  • ● 電池パック込みの重量が約8kgと軽量のため、従来の施工がしにくい場所でも容易に融着作業を行うことができます。
  • ● 75A以下のすべてのエスロハイパーシリーズでご使用いただけます。融着回数の目安は下表をご参照ください。
    ※ 電池パックの状態(充電残量、劣化状況)や継手の種類によって融着回数が異なる場合があります。

融着回数目安

EFソケット 20A 約55回
50A 約17回
75A 約8回

肩掛けベルト付属で運搬も容易

対策

  • ● 100A以上の口径は発電機を準備の上、従来の融着機を使用して融着してください。
  • ★ 発電機を選定する際には、下記コントローラの定格出力を基準にしてください。
    EC-100シリーズ : 1.2kVA以上
    EC-250シリーズ : 2.0kVA以上
    ※ 発電機を使用する場合は単独電源でご使用ください。
    ※ 延長コード等を極端に長く延長しないでください。
機 種 EC-100シリーズ EC-250シリーズ
対象口径 呼び径100A以下 呼び径250A以下
外 観 EC-100シリーズ_呼び径100A以下 EC-250シリーズ_呼び径250A以下

バッテリー式融着機は低温や高温の環境下でも融着できますか?

使用温度-5℃~40℃の範囲でお使いいただけます。

解説

  • ● バッテリー式融着機を使用する場合、充電については5℃~40℃の環境で実施してください。充電が正しく開始されない可能性があります。
  • ● 電池パックが高温の状態で充電器を接続した場合も、充電が開始されないことがあります。温度が低下するまで風通しの良い場所に置いてください。
    ※ 従来の融着機も同様の使用温度範囲でお使いいただけます。

対策

  • ● 低温環境下で融着をする際、電池パックの残量によっては融着が開始されない場合があります。
    その場合は、電池パックの残量が80%以上になるように十分に充電してから融着してください。
  • ● 電池パックの充電方法は、EC-75Bの取扱説明書をご確認ください。