PE管・継手の施工
管・継手の清掃について
管・継手の清掃をしない場合、どのような不具合が生じますか?
管・継手の清掃をしない場合、十分な融着強度が得られず、 管の抜け、漏水が発生する可能性があります。
解説
- ● 清掃をしないで融着を行った場合、融着部に砂・ホコリ・油・水等が介在し十分な融着強度が発揮できません。
- ● 清掃を実施したとしても、継手周辺に塗布したシール剤やセメント材が垂れて融着部に浸入し、融着を阻害する事故事例が発生しております。
融着前に確認するようにお願いします。
※ 清掃が不十分な場合、インジケータが出ても十分な融着強度が得られないことがあります。
対策
管の切削面及び継手内面は必ず清掃してください!
![]() 管端の清掃 |
![]() 継手内面の清掃 |
![]() 清掃なし |
![]() ウエスによる清掃 |
清掃時のポイント
- ・清掃は、素手で行ってください。
- ・清掃には、アセトンとペーパータオルを使用ください。(→清掃時のペーパータオルについて)
- ・継手の挿口も必ず清掃してください。
事故例
不十分な清掃による事故例

※ スクレープをしていても清掃が不十分な場合、十分な融着強度が得られず、漏水が発生する可能性があります。
シール剤付着&垂れ 事故例

セメント材付着&垂れ 事故例

いずれも漏水の原因となっております。清掃、クランプ固定から融着開始までに時間が空く場合は、シール剤やセメント材等の垂れによる汚れが発生していないか注意ください。