塩ビ管・継手の施工
RR接続時のゴム輪外れについて
RR接続で、ゴム輪が外れて漏水しました。
原因は何ですか?
管をRR受け口に挿入する際、管端部がゴム輪を巻き込み、外れることがあります。ゴム輪が外れた状態では圧力配管の場合は漏水、無圧配管の場合は漏水または周囲の水が浸入する可能性があります。
解説
挿入管端部の面取り不足、ゴム輪への滑剤未塗布により、ゴム輪を管内に押し込み漏水することがあります。


対策
RR接続を正しく行うために、下記の注意事項を守ってください。
1.面取りをしてください
面取り施工標準


2.ゴム輪を正しく装着してください
〈ゴム輪の確認をしてください〉
1. 砂等の異物の噛み込みがないこと
2. 正しく装着されていること(方向・ズレがないこと)
3.滑剤を適切に塗布してください
滑剤は正しい位置に塗布してください。ゴム輪の外側(管受け口との接触面)に塗布するとゴム輪の外れの原因となります。
※滑剤はエスロン滑剤ベルソープをご使用ください。
グリスや油等を用いるとゴムが劣化し、漏水や侵入水が発生します。