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エスロンパイプ
誕生70周年にあたって

平居 義幸

積水化学工業株式会社
専務執行役員
環境・ライフラインカンパニー プレジデント

平居 義幸

当社は今年、創立75周年、エスロンパイプ発売70周年という記念すべき年を迎えることができました。これもひとえに皆様方の当社並びに当社製品に対する格別なご愛顧、ご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。
終戦間もない昭和22年に、プラスチックの将来に大きな夢を託し、日本初の量産化というパイオニアの苦しみの中でエスロンパイプが誕生したのは、創業からわずか5年目の昭和27年のことでした。以来70年間、エスロンパイプの歴史は、お客様のニーズに応える製品開発の歴史であり、様々な分野に広がり進化してきました。

プラスチック自体の高機能化では、耐熱性(エスロンHTパイプ)、耐衝撃性(エスロンHIパイプ)から始まり、業界初の耐火性(エスロン耐火VPパイプ)へと発展しています。
他素材との複合化では、コンクリート管よりも軽量ながらも耐食性・水理性に優れる強化プラスチック複合管(エスロンRCP)、鋼管による赤水問題を解消した塩ビライニング鋼管(エスロンLP)、曲げ加工性と耐食性を併せ持つ金属強化ポリエチレン管(スーパーエスロメタックス)など、様々に展開。

製造技術の革新では、地震時の液状化にも対応する環状リブ付き塩ビ管(プラスチックリブパイプ)や環境・リサイクルの意識の高まりに応えるリサイクル塩ビ管(発泡三層管)を開発。エスロンパイプ自体も、業界No.1の反りにくい塩ビ管「エスロンパイプ・プラス」へと進化させ、さらに技術力を磨き続け、易施工・長寿命化・メンテナンス低減等の省人化を 提案し、お客様の働き方改革にも貢献致します。

また、近年の自然災害の頻発化、甚大化に対しては、耐震型高性能ポリエチレン管(エスロハイパー)や内水氾濫を防ぐRCP製超大口径雨水貯留管や高落差処理システム(エスロンドロップシャフト)、阪神淡路大震災の教訓をもとに神戸市と共同で開発した防災トイレシステムなどで応えます。

そして、下水道管の老朽化問題に対しては、非開削で更生できるSPR工法を開発し、日本初の技術として海外へも展開をしています。さらに自立管として更生できるSPR-SE工法や製管機の小型化で流下阻害ほぼゼロを実現するSPR-NX工法へと進化させることで、工事の安全性と更新のスピードアップを図っています。
改めて振り返ると、70年もの長きにわたり社会になくてはならない製品として、皆様に愛されてきたブランドとして成長していることを感じます。

最近のトピックスとしては、2020年に、開発の更なるスピードアップを図るべく、滋賀栗東工場内に「栗東開発棟」を新設しました。実際の生産と同様の生産設備を持ち、試作から量産までを検証できる総合開発拠点です。2021年には、東日本エリアの実験・実演拠点として、千葉積水工業内に「千葉ソリューションセンター」を開設しました。実現場の配管モデルを組んだ検証のご要望にもお応えする施設であり、この両拠点のコンテンツを専用光回線で繋ぐことで臨場感ある映像で「触れて」「試して」「確かめて」いただけるようになりました。これからも、品質と技術を磨き上げ、社会インフラを支え続けるとともに、CO2削減や資源循環に資する新たな挑戦にも取り組み、より一層SDGsに貢献していきます。

皆様方にはさらに新しい成長に一歩踏み出した当社にご期待いただくとともに、今後も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

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