週末、バルコニー探訪

with Balcony編集部の女性スタッフが、
バルコニーづくりのヒントを求めて
街で見かけた気になるバルコニーやテラスを訪問!
自宅のバルコニーにも
活かせそうなアイデアを発見&ご紹介します。

Vol.08あったかお鍋と床座が新鮮!
春のお花見バルコニー

今年のお花見、みなさんはもう計画済みですか? 桜の名所はどこへ行っても人・人・人。場所取りもお弁当の用意もかなり大変ですよね……。自宅のバルコニーから満開の桜が眺められたら言うことはありませんが、そんなシチュエーションをお持ちの方は多くはいらっしゃらないでしょう。

でも! 今年は見つけてしまいました。桜の木がなくても、自宅バルコニーでとっておきのお花見を楽しむ方法を。そのヒントになったのは、東京・自由が丘にある一軒家レストラン。以前から、通りがかるたびに「なんだか素敵なテラスがあるぞ……」と気になっていたお店です。思い切って入ってみると、そこにはまるで、リビングでお花見をしているような春のくつろぎが広がっていました。

桜の枝をかざれば、途端にテラスがお花見席に!

そのお店の名は、「also Soup Stock Tokyo」。聞き覚えがあるなと思った方、そう! ここは人気のスープ専門店「Soup Stock Tokyo」が運営する“スープと鍋とワインのお店”。煮込み系のお料理を中心に、シェフおすすめの野菜をふんだんに使った目にも体にもうれしいメニューを展開しています。お店の建物自体もユニークで、中の様子が外から見える開放的な全面ガラス張り。土間のように広がる1階を抜けて2階に上がると、心地よい吹き抜け空間が広がっています。さらにもうワンフロア上がったところに、今回のお目当て、テラス席がありました。

also Soup Stock Tokyo
also Soup Stock Tokyo

まず目を引いたのが、テラスにどんと置かれたこたつ。えっ! こ、こたつ……?? 実は冬の間、alsoでは「屋上テラスのこたつで温まるalsoのおでん」というコースが提供されていました。テラスでこたつなんて、考えたこともなかったのでとにかくその斬新さにびっくり! そしてそのこたつの上には、なんと、満開の桜が飾られています。屋外の自然光を受けて、飾られた桜の枝がとてもきれい。そうか、自宅のバルコニーでも、こんな風に桜の枝を生ければ、あっという間にお花見席ができるんだ! 自宅なら広さも限られるので、枝ものを飾るだけで存在感は十分。桜はもちろん、もう少し早い時期なら梅の花やミモザ、秋になったらモミジやサンザシなど、季節によってアレンジも楽しめそうです。

also Soup Stock Tokyo
also Soup Stock Tokyo

肌寒いこの時期こそ、バルコニーで彩り豊かな鍋物を。

バルコニーで彩り豊かな鍋物を

こたつに座って気分よく桜を眺めていると、運ばれてきたのは桜を浮かべた「桜のサワー」と「桜のレモネード」。可愛らしい桜色が輝くグラスに、気分が一気に盛り上がります! そして前菜に続いて、熱々のおでんの登場です。

桜を浮かべたサワーとレモネード
桜を浮かべたサワーとレモネード

おでんと言えば、真冬に室内でみんなで囲むもの。でも、こちらのおでんは全然違います。屋外でいただくのはもちろん、入っている具材も、まるごとトマトやじゃがいも、レンコン、それにハチノスまで! なにより斬新なのは、おでんに付ける薬味の数々。定番の味噌や柚子胡椒に加え、モロッコやエジプト料理に使われる唐辛子ペーストのハリッサや、数々のスパイスが香るエスニックふりかけデュカなど、おでんとは無縁そうなものがたくさん! なんといっても彩りが鮮やかで、華やかなお花見にぴったりです。おでんって、どうしても地味な色味になりがちですが、こんなアレンジなら春の宴や女子会でも喜ばれること間違いなし……!

お花見の時期は日差しが温かいとはいえ、外で長時間過ごすには肌寒さを感じることも。こうしてぽかぽか温まる鍋物は、春のバルコニー料理にぜひ取り入れたいアイデアです。バーベキューなどはすぐに思い浮かぶのに、なんで今まで「バルコニーでお鍋」が思いつかなかったんでしょう?

バルコニーで彩り豊かな鍋物を

床座スタイルなら、大人数でも、お子様と一緒でも。

こたつに桜、そしておでん。年齢を問わず楽しめそうなこの組み合わせ、この春のバルコニー生活でぜひ取り入れていただきたいアイデア……ではあるのですが、電源がなかったり奥行きが少ないバルコニーではではなかなか難しいかもしれません。でも、こたつは無理でも取り入れたいのは「床座スタイル」! タイルの上にラグを敷いて、その上にローテーブルを。椅子がなくても大人数で集えますし、小さなお子様がいても何かと便利。座ったときに視線が低くなると、飾った枝ものの存在感もよりしっかりと感じられます。日差しが注げば、そのままごろんとしたくなる心地よさ。なんだか、ピクニックをしているような気分になります。

ヴェルクラッセ

……そう思うと、バルコニーって本当に不思議な空間。テーブルとチェアでお茶を楽しむと、まるでセカンドリビングのように感じられるのに、床座でくつろぐと、一気にアウトドア感が増します。内と外が融合した、境界のあいまいな空間なんだなと改めて感じます。

この春は、視線をぐっと下げてみて、バルコニーで床座のお花見をぜひ楽しんでみてください。テーブルにはもちろん、ぐつぐつあたたかなお鍋を用意して。

バルコニーで床座のお花見
バルコニーで床座のお花見

取材協力

Also Soup Stock Tokyo 自由が丘

  • 東京都目黒区自由が丘1-26-13 POOL

2019年5月閉店