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大規模修繕のバルコニー防水の種類とお手入れ方法

マンションで十数年に一度実施される大規模修繕。マンションの規模にもよりますが、何ヶ月も窓の外にあった養生が取り外され、すっきりと明るいわが家のバルコニーが戻ってきました。

美しくよみがえった外壁やベランダの床を、きれいな状態で長く維持したいと思う方も多いのではないでしょうか。今回は、大規模修繕後のマンションのバルコニーをきれいに保つため、すぐにやるべきお手入れ方法についてご紹介します。

バルコニー床の防水仕上げはどんな状態?

大規模修繕の防水工事の仕上げにはいくつか種類があります。マンションのバルコニーの床はコンクリートやモルタル仕上げ、ウレタン塗膜防水、塩ビシート仕上げなど、さまざまな種類がありますが、大規模修繕の防水工事後には、ウレタン塗膜防水か塩ビシート仕上げ(またはその併用)のいずれかになることが多いようです。

大規模修繕の規模によっては、これまでとバルコニーの床が変わっていることもあるかもしれませんね。それぞれの仕上げによって、メンテンナス時の注意点も少し異なるため、正しいお手売れ方法を知っておくことが大切です。 

【1】ウレタン塗膜防水仕上げ

グレー系の色調でゴム状のやわらかい質感になっている防水仕上げです。液体状のウレタン樹脂を床下地に塗って、膜をつくることで防水層をつくります。

ゴム状のやわらかい材料なので、重いものを落としたり、鋭利なものを引きずったりすると表面に傷が付いてしまいます。汚れが付いた時には、中性洗剤とやわらかいスポンジや雑巾でこすって落としましょう。

また、塗料などの汚れをとるためにシンナーやアルコールを使うと防水材が溶けることがあるので使用しないように注意しましょう。

【2】塩ビシート仕上げ

塩ビシート仕上げとは、塩化ビニル樹脂製のシートを床に敷いた防水仕上げのこと。マンションではバルコニーだけではなく、廊下や階段部分など共用部によく使用されています。ちょっとした凹凸や色柄が表面にデザインされており、見た目がすっきりしています。

 

ウレタン塗膜防水よりは強度があり、汚れがついたときは中性洗剤などでデッキブラシなどでこすって掃除することもできます。しかし、土汚れなどを長時間放置すると汚れが染み付くことがあるので、早めにお掃除するのがおすすめです。

ウレタン塗膜防水も塩ビシートもキレイを維持するにはこまめなお掃除がかかせません。でもバルコニーは室内とは違い、雨や風で運ばれる土埃、洗濯物に付着した埃や髪の毛などで知らないうちに汚れがたまってしまいがち。

そこでおすすめしたいのが、大規模修繕後のキレイな床の状態のときにさらに美しいタイルで上から覆い隠すという発想です。

大規模修繕後のバルコニーをタイルで美しくカバー

キレイにお掃除してもグレーのウレタン防水や茶色のシンプルな色柄の塩ビシートでは思い描くおしゃれな空間に仕上げるのは難しいですね。そこで大規模修繕後すぐのきれいな状態のときに、上からバルコニータイルを敷くことでバルコニーの見た目を一新させるのです。

 

タイルを上から敷くことで、やわらかいウレタン塗膜防水に傷がつくのを防げます。さらに塩ビシートの場合でも、傷や汚れが付着するの抑えることができます。

また夏場の直射日光による紫外線による防水層の劣化もタイルによって防ぐことができるので、マンションの建物自体の劣化防止効果も期待できます。

 

タイルを敷いたあとのお手入れもカンタン!

防水層をしっかり保護できてお手入れもカンタンなタイルを選ぶなら、セキスイのRIENAがおすすめ。やわらかいウレタン塗膜防水に傷がつかないように、丸みのあるやさしい裏足形状を採用しています。

タイルは汚れが付着しにくい磁器質タイルなので、土や埃などが表面にたまっても、水洗いでカンタンに汚れが落とせます。普段のお掃除は掃き掃除や、雨上がりに軽くモップや雑巾で拭けばすぐにキレイに。取れにくい汚れは中性洗剤を使ってデッキブラシやたわしで落とせます。

冬場は寒くてバルコニーのお掃除もつい後回しになりがち。そんなときでもバルコニータイルがあれば、防水層をしっかりとガードし、キレイな状態をキープしてくれます。

これから大規模修繕を迎える方も、もうすぐ工事が終了するという方もぜひこの機会にバルコニー防水をおしゃれに保護できるタイルの設置を考えておきましょう。

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